アメリカでの初めての学年末、「Summer Campどうする?」と聞かれて「Summer Camp???」となりました。キャンプといえば、山や湖に行って昼間は屋外でバーベキューしたり、テントの中で寝袋で寝たりするものだと思っていましたが全く違いました。
アメリカでサマーキャンプというのは子どもたちが勉強したりスポーツを習ったりする、夏の間の習い事全般を指します。子供の成長に加え、共働きの家庭では子供を預かってもらうという重要な役割もあるようです。この記事ではサマーキャンプについて説明します。
そもそもどんな選択肢があるの?→勉強系からスポーツ系までなんでもあり!
およそ思いつくものはお勉強系でもスポーツ系でもなんでもある感じです。お勉強系だと算数キャンプやコーディングが人気。我々日本人家族の場合はESL (English as a second or foreign language)のキャンプが助かります。
もちろんこのご時世ですのでオンラインで受講できるものもあります。スポーツ系はほぼすべての種類のスポーツがカバーされています。スポーツの場合、一日中スポーツするのはさすがに無理なので、午前中1〜2時間だけ体を動かす感じです。追加費用を払えば午後も子供を預かってもらえます。変わり種だと釣りキャンプや演劇キャンプなんてのもあります。
いつごろから予約開始?→2月ごろから検討を始めましょう!
人気のあるサマーキャンプはあっという間に予約がいっぱいになってしまいます。だいたい2月ごろに予約が始まりますので、どうしても子どもにやってほしい!ってキャンプがある場合は、2月ごろからちょくちょくとお目当てのキャンプのウェブサイトをチェックするようにしましょう。この時期になるとお友達のお母さんからお誘いの連絡が来ることもあります。
夏ぎりぎりになっても何かしらのキャンプには入れるので、特にお目当てのものがなければじっくり考えるのもありです。
サマーキャンプの期間と費用は?→一週間単位で無料から高額のものまで
基本的には一週間単位で申し込みます。市やNPOが無料で提供してくれているものもあるので費用を抑えたい場合はまずは学校の先生に聞いてみましょう。有料の場合はピンきりで、一週間で200〜1000ドル。
例えば上に書いた釣りキャンプの場合は、釣具のレンタル、ボート代金、昼食がついて一週間で500ドルです。長期宿泊系のキャンプもありますね。知人の子供(中1)は4週間の宿泊系のボーイスカウトのキャンプに参加していました。緊急の場合を除き、週に一回しか親元に電話ができないというなかなか厳しいキャンプだったようですが、その子は楽しんでいたようでした。
実際にうちの子どもが参加したキャンプ
うちの子どもが過去に参加したキャンプはこんな感じ。
- アルバイトの大学生が子供を預かってくれるキャンプ (日本の学童に近い、週300ドル)
- 読書+本の中にあった料理を実際に作るキャンプ(午前中のみ、週200ドル)
- 市が主催のお勉強キャンプ(無料)
- 市が主催のESLキャンプ(無料)
- NPO主催のスポーツキャンプ(無料:可能であれば寄付)
初めての夏、子供にすぐに英語に慣れてほしいとの思いから、1の「大学生が子供を預かってくれるキャンプ 」に入れましたが、少々背伸びしすぎました。
英語がさっぱり分からないので当然楽しめるわけもありませんでした。一週間ほどはなんとか通いましたが、金曜日に「ぜったいにもう行かない!」と子どもに宣言されました。やはり最初はESLのキャンプもしくはあまり英語力の必要がないスポーツ系のキャンプがおすすめです。
今までうちの子が一番楽しんだのは3の「市が主催のお勉強キャンプ(無料)」です。英語にすっかり慣れてから参加したのも楽しんでくれた要因の一つですが、一番はなんといってもそのプログラムそのものです。
勉強キャンプといっても、ひたすら机にかじりついて算数ドリルをするっていう感じではなく、普段の学校ではあまりできない社会勉強に重きが置かれていました。友達と学校の近くのカフェやレストランの場所を調べたり、環境負荷を減らすために身近なもののリサイクルをどうすべきかを調べたり、といった具合です。
コメント