アメリカの消費税ってどれくらい?
アメリカは州ごとに消費税が異なります。全米の平均で6.4%。最高で9.5%。なんと消費税が0%の州もあります。仕事をリタイアしたタイミングで税金の低い州に引っ越すシニアも多いようです。
こんにちは。アメリカ駐妻しているAmeshou母です。
アメリカでの子育てや料理・旅行などを紹介しています。
アメリカの年末はホリデーシーズン真っ最中です。「年末どこかに行くの?」みたいな会話がちらほらと聞こえてきます。
ちょっと驚いたのが「デラウェア州に引っ越した両親のところでクリスマス休暇を過ごすんだ」と言う友達。ぜんぜん違うところの出身だったはず。
詳しく聞くと、どうやらご両親は仕事をリタイアしたタイミングで、デラウェア州に引っ越したらしい。その理由が「デラウェア州の消費税が0%」だから。
最近の日本は消費税10%にとどまらず、さらに増税しようとしてますよね・・・。アメリカでは消費税が0%の州があるようです。羨ましいかぎりです。この記事ではアメリカの消費税について紹介したいと思います。
アメリカの消費税って?
アメリカの消費税は州の消費税と地方自治体の消費税が合計されたものです。日本と似てますよね。日本の消費税は10%ですが、細かく言うと、国の消費税率が7.8%で地方の消費税率が2.2%です。
大きく違うのは、日本では国全体で消費税率が一律であるところ。どこに引っ越しても等しく消費税がかかります。これに対し、アメリカは州ごとそして地方自治体ごとに消費税が異なります。
この記事では州の消費税と地方自治体の消費税を合計したものに関して紹介しています。
州ごとの消費税の違い
こちらはTax Foundationが公開している州ごとの消費税を可視化したもの。州の消費税と地方自治体の消費税の合計です。つまり我々が払う消費税ですね。
色が濃くなればなるほど消費税率が高いことを示しています。0%〜約10%の範囲ですね。ちなみに全米の平均では6.4%です。以下、詳しく見ていきます。
消費税0%の州がある!
上の画像のグレーの州はなんと消費税が0%!ニューハンプシャー州、デラウェア州、モンタナ州そしてオレゴン州は消費税が0%。羨ましいですね。
もちろん消費税の減収分をどこかから代わりに取り立てるのが、洋の東西を問わずお上というもの。これらの州はIncome Tax(所得税)が高めに設定されています。リタイアしたシニア層はお給料といった定期収入がないので所得税率はあまり気にならないでしょう。
リタイア後の移住先として選ばれる理由も分かります。
消費税が高い州は日本並みの税率
消費税率が最も高いのはテネシー州の9.5%。1/100%以下の僅かな差でルイジアナ州が2位。ほぼ9.5%ですね。そしてアーカンソー州、ワシントン州、アラバマ州の9.2%と続きます。このあたりは日本の消費税率とほぼ同等ですね。
個人的に意外だったのがハワイ。ハワイの消費税率は4.4%で、州ごとのランキングだと45位。実は消費税率がとっても低いのです。ハワイではなんでも高いと聞くので、てっきり消費税率も高いのだと思っていました。
まとめ
この記事ではアメリカの消費税について紹介しました。アメリカの消費税は州ごとに異なります。全米の平均で6.4%。ニューハンプシャー州、デラウェア州の、モンタナ州そしてオレゴン州はなんんと消費税が0%!羨ましいですね。もっとも消費税率の高い州がテネシー州の9.5%。こちらは日本の消費税と同程度です。
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